第9回 サウジアラビアロイヤルカップ（G3）データ分析

どうも、ロジカル馬券師渡部です。2014年に東京芝1600メートルで初めて開催された2歳重賞、「いちょうS」は、翌2015年から「サウジアラビアロイヤルC」と改名され、今年で9回目を迎えます。この競走は秋競馬のシーズンにおける最初の2歳重賞であり、年末の2歳GⅠや翌年のクラシックを目指す若手騎手たちによって熱く争われています。以下では、「いちょうS」として開催された2014年を含む過去9年の結果について、洗練されたスタイルで分析してみましょう。

スタート地点は2コーナー付近。スタート直後は緩やかな下りになっていてスピードに乗りやすい。3コーナーまでの距離は約540メートル。バックストレッチ後半の起伏を越えると3コーナーに入る。3コーナーから4コーナーはカーブが緩やかなためペースが落ちにくい。ゴール前の直線は525.9メートル。直線の前半には全長160メートル、高低差2メートルのタフな坂が待っている。坂を上り切ってからゴールまでは約300メートルあって、ここで最後の瞬発力勝負になる。平均的に速いペースで流れることが多い上に、最後の直線では切れ味も求められる。マイラーとしての総合力を試されるコースだ。

過去3年の結果