第69回 有馬記念（GI）激走候補2頭はこれ！！

有馬記念2024 データ分析と考察｜中山2500mを攻略するポイントとは？

有馬記念は、12月22日（日）に中山競馬場・芝2500mで開催されます。この「グランプリ」レースは、その年の競馬を締めくくる一大イベント。ファン投票で選ばれた精鋭たちが激突し、競馬ファンならずとも注目度の高い一戦となります。

今回は、過去のデータや傾向をもとに、有馬記念を読み解くためのポイントをまとめました。上位人気馬が堅実に結果を残しがちな一方で、伏兵馬が馬券に絡むケースもあり、馬券戦略次第でさまざまな狙い方ができるのが有馬記念の面白さ。ぜひ今年の予想の参考にしてください。

中山芝2500mの特徴と求められる能力

コースの特性
中山競馬場の芝2500mは、外回り3コーナー付近からスタートし、内回りコースを1周半する特殊なレイアウトです。コーナーを6回通過するため、スムーズなコーナリングと立ち回りの巧さが必要。さらに最後の直線は約310mと短く、ゴール前には急坂があるため、単純な瞬発力勝負になりにくい点が特徴です。

求められる能力

• 小回り適性：多くのコーナーを器用に回れる馬
• スタミナとパワー：最後の急坂と持久力勝負への対応力
• スピードの持続力：近年の高速馬場化により、スタミナだけでなく、2000m前後のスピードレースにも対応できる資質が問われます。
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過去の傾向：人気・脚質・血統

人気別成績
過去10年のデータでは、1～3番人気馬が安定して好走している点が注目ポイント。1番人気は勝率・複勝率ともに高く、まずは上位人気馬を軸にするのがセオリーと言えます。
ただし、5番人気以下から勝ち馬が出るケースは稀で、基本的には大崩れの少ない「実績馬有利」のレースと言えるでしょう。一方で、6～9番人気あたりの中穴馬が2～3着に食い込むパターンもあり、紐荒れには要警戒です。第69回 有馬記念（GI）人気別成績（過去10年）

脚質面
中山2500mはコーナーが多く、ペースが落ち着きやすいため、先行馬や差し馬が有利な印象です。特に上がり3ハロンで速い脚を使える馬は好走率がアップ。追い込み一辺倒では届かないケースも多く、小回りコースをうまく立ち回れる器用さが重要です。

血統傾向
サンデーサイレンス系やロベルト系の血筋が好成績を収めています。近年の高速化傾向やバランス型の馬が活躍する中、スタミナとパワーを補強する血統背景は見逃せません。

前走成績
前走がG1レースで3着以内なら評価アップ。近2走とも6着以下に負けている馬がここで巻き返す例はほとんどなく、「勢いのある馬」を素直に評価すべきでしょう。

第69回 有馬記念（GI）前走着順別成績（過去10年）

2024年有馬記念の注目馬

ドウデュース
昨年の有馬記念を制した実力馬で、今年も秋の天皇賞（秋）とジャパンカップを連勝中。中山コース適性はすでに証明済みで、連覇の期待が高まります。

アーバンシック
菊花賞馬で、スタミナとスピードを兼備。3歳馬特有の軽斤量やノーザンファーム系のバックアップに加え、鞍上のルメール騎手もプラス材料。中山コースへの適性からも目が離せません。

ダノンデサイル
今年のダービー馬。菊花賞は不運があったものの、地力上位は明らか。中山での好走歴があり、巻き返しが見込める1頭です。

馬券戦略

馬券戦略

• 軸馬は1～3番人気の信頼できる実力馬がベター。
• ヒモには6～9番人気クラスの中穴馬を加え、ワイドや3連複で配当アップを狙うのも面白い。
• 大穴はリスクが高めなので、点数を絞るなら軸馬に対して堅実な組み合わせが無難。

2024年 有馬記念激走候補2頭はこれ！！

◎前走天皇賞・秋３着以内【3-1-1-3】複勝率50％

天皇賞（秋）（GI）結果: 3着

ホウオウビスケッツ 牡 4 (美) マインドユアビスケッツ

レース内容: 逃げの戦法を取り、最後まで粘りを見せたが、ドウデュースらに交わされ3着

血統とコース適正からの超抜狙い馬

まとめ

有馬記念は、一年の締めくくりにふさわしいハイレベルな一戦です。コース特性や過去傾向から、中山2500mに適した「器用さ」「持久力」「スピード」すべてを兼ね備える馬が台頭します。実績ある上位人気馬を中心に、枠順や馬場状態も踏まえて最終予想を固めてください。

ドウデュースの連覇か、新星アーバンシックの躍進か、あるいはダノンデサイルが巻き返すのか――2024年有馬記念も見逃せないドラマが待っています。あなたの予想が的中し、素晴らしい競馬ライフの締めくくりとなることを願っています。

第69回 有馬記念（GI）結果（過去10年）

第69回 有馬記念（GI）生産者別成績（過去10年）

第69回 有馬記念（GI）前走レース別成績（過去10年）